十勝連峰の春 [登山]
暗い急な坂道を我がオンボロ車は息も絶え絶えに登って行く。
まだ夜明けまでしばらくある。
到着した駐車場は100m先も見えないほどの霧に覆われていて、
昨夜から来て一夜を過ごしたと思われる車が数台停まっているのがようやくわかる。
盆地特有のいわゆる「盆地霧」であろう、逃げ場のない地形が霧を逃がせないのである。
天気予報によれば快晴なのだから日が昇れば霧は消えるであろうと期待する。
霧は晴れないが明るくなってきたので準備をして皆さんより先に登山を開始する。
スタート地点はまだまだたっぷりの雪であるが「かんじき」や「アイゼン」を
使用するほどでもなく「入山届」に記載をして出発!!
しばらくは登山道というよりは作業道のような広い道をひたすら歩く。
安政火口が見えてきた・・・
ここは地獄の釜の底かと思われるほどの異様な光景である。
周辺の山々はまだ雪を抱いて白い山肌であるのだが、
ここは高温のために雪はみることはできない。
今から180年ほど前に噴火した火口跡ではあるのだが
今も白い煙が立ち昇っている光景を見れば現在も活火山で
あることがまざまざと見てとれる光景である。
その安政火口を横切ってまだまだ雪深い右斜面を横切り左に巻くと
そこには残雪を抱く「白」深緑が芽生える「緑」どこまでも抜けるような
空の「青」の下に「富良野岳」の威容が現れた。
背中の方から・・・「何!これ~」と大きな叫びが私の耳を刺激した。
私の相棒の悲鳴に似た感嘆の叫び声だったのは疑いの余地はなかった。
「白」「緑」「青」のマッチングはすばらしいの一言に尽きます。
これだから山登りはやめられないのである、女性がどんなに美しくても
着物がどんなに美しくてもドレスがどんなに美しくても躍動する自然の
美しさにはかなわないのではないでしょうか。
残雪の急坂を登り「上ふらの岳」に到着、十勝連峰がすべて見渡せる場所である。
好天に恵まれ十勝連峰の雄姿を余すことなく堪能できたのは幸運でした。
あれだけ深かった霧もようやく薄くなり富良野盆地も見えるようになったのですが・・・
目を大雪山方面に向けるとまだまだ霧が濃く大雪の山々は雲海の上に顔をだし
幻想的雰囲気を漂わせて我々の目を楽しませてくれます。
今日の目的地の「上ホロカメットク小屋」に到着。
誰も宿泊者はいないようで静かな小屋周辺は多くの雪が残り見た目は
冬模様ですが寒さは感じることはなく確実に春が訪れている
ことを感じた5月下旬の十勝山行でした。
まだ夜明けまでしばらくある。
到着した駐車場は100m先も見えないほどの霧に覆われていて、
昨夜から来て一夜を過ごしたと思われる車が数台停まっているのがようやくわかる。
盆地特有のいわゆる「盆地霧」であろう、逃げ場のない地形が霧を逃がせないのである。
天気予報によれば快晴なのだから日が昇れば霧は消えるであろうと期待する。
霧は晴れないが明るくなってきたので準備をして皆さんより先に登山を開始する。
スタート地点はまだまだたっぷりの雪であるが「かんじき」や「アイゼン」を
使用するほどでもなく「入山届」に記載をして出発!!
しばらくは登山道というよりは作業道のような広い道をひたすら歩く。
安政火口が見えてきた・・・
ここは地獄の釜の底かと思われるほどの異様な光景である。
周辺の山々はまだ雪を抱いて白い山肌であるのだが、
ここは高温のために雪はみることはできない。
今から180年ほど前に噴火した火口跡ではあるのだが
今も白い煙が立ち昇っている光景を見れば現在も活火山で
あることがまざまざと見てとれる光景である。
その安政火口を横切ってまだまだ雪深い右斜面を横切り左に巻くと
そこには残雪を抱く「白」深緑が芽生える「緑」どこまでも抜けるような
空の「青」の下に「富良野岳」の威容が現れた。
背中の方から・・・「何!これ~」と大きな叫びが私の耳を刺激した。
私の相棒の悲鳴に似た感嘆の叫び声だったのは疑いの余地はなかった。
「白」「緑」「青」のマッチングはすばらしいの一言に尽きます。
これだから山登りはやめられないのである、女性がどんなに美しくても
着物がどんなに美しくてもドレスがどんなに美しくても躍動する自然の
美しさにはかなわないのではないでしょうか。
残雪の急坂を登り「上ふらの岳」に到着、十勝連峰がすべて見渡せる場所である。
好天に恵まれ十勝連峰の雄姿を余すことなく堪能できたのは幸運でした。
あれだけ深かった霧もようやく薄くなり富良野盆地も見えるようになったのですが・・・
目を大雪山方面に向けるとまだまだ霧が濃く大雪の山々は雲海の上に顔をだし
幻想的雰囲気を漂わせて我々の目を楽しませてくれます。
今日の目的地の「上ホロカメットク小屋」に到着。
誰も宿泊者はいないようで静かな小屋周辺は多くの雪が残り見た目は
冬模様ですが寒さは感じることはなく確実に春が訪れている
ことを感じた5月下旬の十勝山行でした。